Melos Dance Experience |
Omnibus 2020 |
第3回 メロスダンスエクスペリエンス公演
公演概要
● 公演テーマ
振付家とダンサーの「信頼」をテーマにしたMelos Dance Experience 2018 – 2019 のクリエイションから誕生した数々の作品をオムニバス形式で上演いたします。
● 公演予定
- 2020年 6月 6日(土)
- 2020年 6月 7日(日)
● 会場
川崎市アートセンターアルテリオ小劇場
● 主催
Melos Dance Office
●公演プログラム (予定)
日本人振付家によるコンテンポラリー、ネオクラシック作品 (出演ダンサーはオーディションにより出演者を選出) その他、ゲストダンサーによる小作品など上演される場合があります。
● 上演作品・振付家プロフィール (上演作品アルファベット順)
「Black Tulip」
振付:中村 恩恵 / Megumi Nakamura
差し出された一輪の黒い花。 |
花言葉は「私を忘れてください」 |
烙印のように心に刻みつけられた存在を無理やりに拭い去るには、生身を削ぐような痛みがともなうに違いない。 |
宙に揺れる花を前に、心が揺れる。 |
そんな心を覆うように優美なステップを纏って時を稼ぐ。 |
これらの技巧的なステップは何処へ私を誘うのだろう。 |
人口の極みの花、黒いチューリップ。 |
この花を両手に抱いて、私は何処へ行くのだろう。 |
中村 恩恵 / Megumi Nakamura
ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル賞を受賞後、モンテカルロバレエ団を経て、イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアターに所属し活躍。2007年に日本へ活動の拠点を移した後も、ダンサー・振付家として、新国立劇場バレエ団、Kバレエカンパニー、パリ・オペラ座のダンサーなどに作品を提供。首藤康之との創作活動も積極的に行っており、「Shakespeare THE SONNETS」(新国立劇場)など多くの作品を上演。16年より新国立劇場バレエ団「DANCE to the Future 」のアドヴァイザーを務める。また、キリアン作品のコーチも務め、パリ・オペラ座をはじめ世界各地のバレエ団や学校の指導にあたる。第61回芸術選奨文部科学大臣賞、18年紫綬褒章、第67回神奈川文化賞など受賞多数。http://www.sayatei.com
「-Les Mots de Silence-」
振付:遠藤 康行 / Yasuyuki Endo
沈黙の言葉は、原始的で時には雄弁に語りかけるダンスそのものである
遠藤 康行 / Yasuyuki Endo
1991年 スターダンサーズバレエ団入団、数々の作品を主演する。94年文化庁在外研修員としてオーストラリアバレエ団にて多数の公演に出演。同バレエ団ニュームーブス公演にて振り付ける。98年村松賞を受賞。同年、宮本亜門ダンス公演主演。99年坂本龍一オペラにソリストとして出演。同年ベルギー シャルルロワ・ダンスに入団。同時期に勅使川原三郎の海外公演に出演、ベルギーのPaserellesに振り付ける。2005年フランス国立マルセイユバレエ団にソリストとして入団、振付家としても数々の自作品を同団で上演。また同団にて振付けた「Super MAN Project」がベルリン、インターナショナル・ダンスフィルム・フェスティバルに選ばれる。13年、欧州文化首都マルセイユのオープニングセレモニーに振り付ける。また、日本では発起人としてオールニッポン・バレエ・ガラを立ち上げ、震災の復興支援と共に被災地のバレエ支援のためにチャリティー公演を行う。13年にモナコを拠点としたダンスグループJAPON dance projectの立ち上げメンバーとして、新国立劇場バレエ団から招集され14年、16年、18年に新国立劇場で3作品を上演。15年 横浜バレエフェスティバルの芸術監督に就任。17年 セルリアンタワー能楽堂にて「狂い-くるい-」2部作を上演。18年 福岡ユースドリームサポートプロジェクトの芸術監督に就任、メロスダンスエクスペリエンスに「Les Mots de Silence」を振り付ける、ドイツ・ドレスデン・パルッカダンス大学の為に「Spring Suite」を振り付ける。翌年には同作品をドレスデン・ゼンパーオーパーにて再演。19年 白井晃演出、一柳慧音楽のダンスシアター作品「Memory of Zero」を振り付ける、日本バレエ協会公演クレアシオンに「月下」を振り付ける。現在、Endo Ballet / エンドウ・バレエを主催し日本、ヨーロッパで活動する。
「トラフィック」
振付:西島 数博 / Kazuhiro Nishijima
人間の感情の中にあるトラフィック。 |
トラフィック(traffic)とは、通信における流れている情報量のこと。ネットワークの許容量を越えたデータを流すとネットワークトラフィック?渋滞?をひきおこすことになる。それが原因で通信が不安定になったり、通信不能におちいったりすることがある。人間の感情の中にあるトラフィック。
西島 数博 / Kazuhiro Nishijima
3歳より宮崎の伊達バレエスクールにてバレエを学ぶ。フランスの国際コンクール第1位受賞後、パリを拠点にヨーロッパで活動。サンフランシスコバレエ国際フェスティバルや上海バレエ日中友好公演等、国際的に活躍。帰国後、スターダンサーズバレエ団にてピーターライト版「コッペリア・ジゼル・くるみ割り人形」主演、ロビンス「牧神の午後」フォーサイス「ステップテクスト」等を踊る。新国立劇場バレエ団や日本バレエ協会公演でも主演。その他、パパイヤ鈴木と「スーパーダンスバトル」振付・主演、小池修一郎演出「ジャンコクトー堕天使の恋」主演、真矢ミキと「スターダストイン上海」主演、西村雅彦と「兵士の物語」出演・振付も担当する等、様々な舞台のキャリアを持つ。TVドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「流転の王妃・最後の皇帝」で自作ソロを披露。更に 行定勲演出「見知らぬ女の手紙」タンゴミュージカル「ロコへのバラード」や ダンス公演「Dance Symphony」シリーズ等の振付・出演。2014年JDIジャパンダンスイノベーションの芸術監督兼振付家として活動をスタート。トップダンサー達による「プレミアムダンスガラ」企画プロデュース、新国立劇場オペラパレスにてフルオーケストラとトップアーティスト達との音楽劇「ドラマティック古事記」やストリート×バレエ×コンテンポラリーの新演出・振付した白鳥の湖「SUPER SWAN」等、ジャンルの壁を越えたクリエイティブな活動を展開中。
「Rejoice」
振付:笹原 進一 / Shinichi Sasahara
”透明感あふれる天上的ダンス” |
優美な叙情性と疾走感あふれる躍動的な舞踊表現を目指した作品
笹原 進一 / Shinichi Sasahara
高校在学時に東京ユニバーサルバレエ公演「シェヘラザード」で初舞台を踏み、その後、東京小牧バレエ団に10年間在籍、「バラの精」「火の鳥」等に出演。退団後は、「心身の調和とエレガンス」をテーマに、ウェルネスとアートの融合を目指した活動を展開し、バレエをベースとしたエクササイズプログラムの開発、および指導に従事。2004年に、青山 外苑前に Wellness Arts Studio を設立。自身のスタジオを拠点にチャコットカルチャースタジオ、ノアバレエスタジオ等で、年間 約7000人を指導する。その他、日本コロムビアより「エレガンスストレッチ」「エレガンスコアワーク」などのDVDがリリースされ、「エレガンスストレッチ」はAmazon DVDランキングの1位にランキングされる。2008年より創作活動をはじめ、第1回メロス ダンス エクスペリエンス公演では「Rejoice」を上演、ボブ・チルコットの声楽曲にのせたネオクラシックスタイルの作風が好評を博した。第2回メロス ダンス エクスペリエンス公演では「Nostalgia」「On the Ground」の2作品をが上演された。その他の作品として「Far away,so close」「Hallelujah」などがある。
クリエイション概要
◆ 2018年~2019年のクリエイションから誕生した数々の作品から数作品をリ・クリエイションし、更に作品の密度・質を高めていきます。振付家と少人数のダンサーによる緻密なコミュニケーションを重ね、質の高い作品を作り上げていきます。
◆ 2020年 6月 6日(土)、6月7日(日)の2日間を通して合計4公演が行われる予定です。
◆ 創作された作品は更にクオリティ高めながらグローバルに展開していく予定です。
出演ダンサー募集
Melos Dance Experience 第3回公演 二次オーディション
西島数博作品、笹原進一作品の二次オーディションの開催を決定いたしました。
● オーディション開催日時 (開催日順)
西島数博振付作品「トラフィック」:
2020年 2月 27日 (木) 20時 スタート
笹原進一振付作品「Rejoice」:
2020年2月 29日 (土) 19時 スタート
● 会場
ウェルネスアーツ スタジオ (外苑前)
※ スタジオ、更衣室共にオーディション開始の30分前から使用可能。それより前は入室いただけません。
● 参加条件
- 18歳以上の心身共に健康な方
- 活動の幅を広げ、更なる活躍をしていきたい方
◆ 西島数博振付作品
プロフェッショナルな活動をしているダンサー (ジャンル不問)
※ 男性ダンサーの募集も行なっております。
◆ 笹原進一振付作品
プロフェッショナルな活動をしているバレエダンサー
● 参加について
- オーディション参加費 : 無料
- 1公演あたり3〜5枚のチケット負担あり (チケットバックあり)
● リハーサル日程
主に土曜、日曜、平日夜を予定しております。
● オーディション参加の注意事項
オーディションにご参加いただきましても審査の結果、公演にご出演いただけない場合もございます。
※ いかなる場合も主催者の判断により出演をお断りする場合があります。
応募について
● 応募方法
● メロスダンスエクスペリエンス公式ウェブサイトのオーディション申し込みフォームよりご応募ください。折り返し、担当者より確認のご連絡を差し上げます。
● 応募はお一人1作品とさせていただきます。
● 応募受付期間
2020年 2月19日 (水) 12:00 〜 2020年 2月25日 (火) 17:00
Melos Dance Experience
Melos Dance Experience について
Melos Dance Experience 公演はコンテンポラリーダンスやネオクラシック作品を中心とした現代ダンス鑑賞を体験し楽しんでいただけるような公演プロデュースを目指し、振付家とダンサーのクリエイティブなクリエイションの機会を創出しながら質の高い公演活動を目指していきたいと考えております。「信頼」を主題とした太宰治作品の「走れメロス」からMelos Dance Experience (メロスダンスエクスペリエンス)と名付け、ダンサーと振付家、観客との信頼を結び付ける公演活動を展開していきたいと思っております。
土井由希子プロフィール
3歳からバレエをはじめロシア バレエ インスティテュートなどで学び、ボリショイバレエ学校への短期留学を経てスイスのGENEVA DANCE CENTER でクラシックバレエ、コンテンポラリーダンスを学ぶ。18歳でチャイコフスキー記念 東京バレエ団へ入団し数多くの公演に出演。退団後、日本バレエ協会公演等に出演する一方、勅使川原三郎と共に活動する。他、オランダ国立バレエ、英サドラーズウェルズ劇場、エジンバラ国際フェスティバル、仏リール オペラ座等、世界を舞台に活躍。04年、有限会社ウェルネスアーツ設立より携わる。15年ロシアバレエを学んだ仲間たちと「SPRING of ARTS」を立ち上げ、古典バレエの継承と育成をテーマにしたBALLET TRADITION 公演を開催。第3回公演まで出演の他、制作に携わる。17年、「Melos Dance Office」設立。クラシックバレエとコンテンポラリーで培った自身のプロデュースプロジェクト「Melos Dance Project」を始動。コンテンポラリーとネオクラシックをテーマに、振付家とダンサーのための「Melos Dance Experience」第1回公演を2018年4月に開催する。2019年には第2回公演を開催。段階的に振付家とダンサーにより 様々な可能性を生みだし、作品の成長を鑑賞いただく公演企画を展開する。5月、8月にExperiment(実験)公演を11月にExperience(体験)公演を開催。第3回公演を2020年6月に開催予定。
Melos Dance Office
ネオクラシックとコンテンポラリーダンスを中心とした公演を企画・プロデュース。
「土井由希子マネジメント&公演企画プロデュース」オフィス。
公演情報詳細はメロスダンスエクスペリエンス公式ホームページにて順次発表してまいります。
Melos Dance Office